猟果の後は、解体とお祭りです。天狗の会では現在は管理人の私が調理担当です。メンバーを飽きさせないよう常にレシピのことで頭が一杯です。本当に料理は楽しいですね。獲物に対して最良の喰供養にもなります。食べて頂く方には結構評判はいいです。我流ですが調理方法について興味のある方はメールにて連絡願います。

猪鍋・熊鍋
(みそorしょうゆ風味)
材料 
根菜(ごぼう、大根、にんじん、里芋、ジャガイモ、サツマイモ)乱切り 葉物(白菜orキャベツ)ざく切り
その他 こんにゃく(好みで)手でぶつにちぎる
薬味 長ネギ(みじん切り) 風味付け おろしニンニクandしょうが
調味料 サラダ油、塩、料理酒(日本酒)、みそorしょうゆ、ポン酢しょうゆ、一味唐辛子、すりごま
手順
@ 鍋に根菜、こんにゃく(好みで)を入れ、サラダ油と塩で透明感が出るまで炒める。
A 水を注ぎ、根菜がある程度柔らかくなるまでを煮る。煮る時間を短縮したければお湯でもかまわない。炒めた油とともに根菜のアクが浮いてくるので、お玉ですくいとる。
B 一口大に薄くスライスした肉を投入して、料理酒をなみなみ入れる。酒で柔らかく仕上がりアク抜き効果があります。アクが浮いてきますのでマメにアク取りをする。
C みそorしょうゆを入れ、おろしニンニクandしょうがを入れなじませる。さっと煮ること。煮すぎると肉本来の風味が飛んでしまい味が悪くなります。
D 葉物を入れ仕上げる。
E 好みで、長ネギ、ポン酢しょうゆ、一味唐辛子、すりごまで食べる。
※ 砂糖を入れる方がいますが、厳禁です。肉が固くなり肉本来の風味がボケます。肉処理(血抜き等)が適切であれば、シンプルに煮た方がおいしいですよ。肉投入後は鍋の蓋は  しないこと。臭みがこもり風味を悪くします。脂が強い肉は、しょうゆ風味でキャベツがおすすめです。

もつ鍋(猪・熊)
 材料は、猪鍋・熊鍋と同じですが、もつの処理があります。基本は胃、小腸、大腸です。熊のもつは本当に最高ですね。もつ処理は、腸サキ包丁で開いた後よくもみ洗い(たわしで擦るくらいで)して塩もみします。2回ほど塩ゆでしてアク抜きします。後は、猪鍋・熊鍋と同様に仕上げますが、葉物としてニラを追加します。

猪しゃぶしゃぶ
 豚と一緒ですが、肉の風味が断然違います。スライサーで大きめに薄くスライスするのがポイントです。だし汁はかつおand昆布だし(市販のものでOK)で料理酒としょうゆで風味を整えます。だしは濃いめにした方がおいしいです。ポン酢醤油やごまだれで頂きます。

カツ(猪・鹿)
 トンカツと同様です。猪であればロース、バラ、鹿であればロースをトンカツのように揚げます。筋切りやフォークや肉叩きでよ肉繊維を崩し柔らかくなるよう下処理します。下味は塩・こしょう特にこしょう強めがいいです。大根おろしとポン酢醤油でさっぱり頂くのが私の好みです。血抜き処理等行えば、ハツやレバーもカツにするとおいしいです。

ニラレバ炒め(猪・鹿)
レバーはなんと言っても栄養の宝庫です。鹿は肉はいまいちですがレバーがとてもおいしいのです。
材料 ニラ、にんにく茎(5cm幅で切る)
調味料 サラダ油、塩、こしょう、、片栗粉、豆板醤(一味唐辛子でもOK)、甜麺醤、醤油、オイスターソース、砂糖
@ レバーを一口大にスライスし、水洗い(初期はぬるま湯)と塩もみを繰り返し、血抜きを行う。ざるに移し水気をよく切ること。
A 塩・こしょうで下味をつけ(じっかりと)片栗粉をまぶし軽く混ぜる。
B 中華ナベでサラダ油を熱し、中温でレバーの色が白く変わるまで揚げる。
C 中華ナベに油を馴染ませ、豆板醤、甜麺醤を炒める。にんにく茎を入れさっと炒め後、揚げたレバーを入れ醤油、オイスターソース、砂糖の順で味付けし、最後にニラを入れナベを  あおり仕上げる。好みでもやしを入れてもいいが、強火で素早く仕上げないと水っぽくなりますので腕に自信のない人は避けておいた方がいいです。おつまみにご飯のおともに最高です。

ハツ炒め(猪・鹿※猪はタン・ほほ肉もOK)
シンプルにざく切りキャベツ、ニラ、にんにく茎と一緒に塩・こしょうで炒めます。

ハヤシライス(鹿)
牛と一緒ですが、ポイントはタマネギのと肉の下処理です。ルーは市販の物でかまいません。
材料 タマネギ(千切り)、にんじん、ジャガイモ(乱切り)
調味料 サラダ油、塩、こしょう、和風だし(市販のものでOK)、ルー(市販のものでOK)、バター
@ 熱したフライパンか中華鍋でサラダ油と塩でタマネギを透き通るまで炒める。
A 熱したフライパンか中華鍋でサラダ油と塩でにんじん、ジャガイモを透明感が出るまで炒める。
B 肉(あばら周りのすじ肉でOK)を細切りにし、塩・こしょうでさっと炒める。その時に出てくる肉汁はアクが殆どなので捨てる。決して仕上げにこの時の肉汁を入れないこと。臭くなり  ます。
C 鍋にお湯をはり、炒めたにんじん、ジャガイモを入れある程度柔らかくなるまで煮る。油と一緒に浮き上がるアクをとること。
D 炒めたタマネギと肉を入れ煮る。アクが浮くのでこまめにとる。和風だしを適量入れる。
E 火から外し、粗熱が取れるまでまちルーを溶かす。決して沸騰状態でルーを溶かさないこと。ルーがダマになり滑らかに仕上がりません。カレーと一緒です。
F 再度火にかけ、仕上げに塩・こしょうで味を調え適量のバターを溶かします。最後のバターが淡泊な鹿肉にコクを与えます。

ロースソテー(鹿)
鹿肉は、調理方法がうまさのポイントです。猪に比べ味はどうしても落ちますので一手間かけます。
材料 エノキダケ(キノコ類なんでもOK)、タマネギ(千切り)
調味料 サラダ油、塩・こしょう、醤油、バター
@ フライパン(厚手のもの)に多めのサラダ油を馴染ませ弱火で鹿ロース肉を塩・こしょうでじっくり焼く。この時の肉汁はアクが大半であるため捨てること。ポイントはフライパンのふ   たはしないこと。また焼き加減は肉の半分まで白くなる(熱が通った目印)まで返さないこ  と。
A エノキダケ、タマネギを塩・こしょうバターで炒める。
B 再度焼いた鹿肉と、炒めたエノキダケ、タマネギをフライパンで中火でやき醤油とバターでさっと仕上げる。ここで火を通し過ぎないこと。肉が固くなりぱさぱさになります。
  半端なレストランよりおいしいステーキが頂けます。

ごま風味ソーキそば(鹿)
鹿肉はおいしく食べるため、いろいろレシピ考えます。麺類で勝負です。
材料 ニラ(5cm幅で切る)
薬味 長ネギ(みじん切り)
調味料 サラダ油、塩・こしょう、和風だし(市販のものでOK)、醤油、豆板醤、ごま油
@ ハヤシライス同様に肉を細切りにして塩・こしょうで炒めます。下処理は一緒です。
A 鍋にお湯を張り、和風だしを入れる。炒めた肉とニラを入れさっと煮る。和風だしは
B 仕上げに、塩・こしょうで味を調え、醤油、豆板醤、ごま油で風味を足す。
C そうめん、冷や麦、うどん等の小麦粉系のゆで麺をつけて食べる。
 お祭りのシメに最高です。お酒の後のシメにもおすすめです。

チンジャオロース(鹿)
材料 ピーマン、タケノコ水煮(千切り)
調味料 サラダ油、塩・こしょう、醤油、豆板醤、オイスターソース、砂糖
@ ハヤシライス同様に肉を細切りにして塩・こしょうで炒めます。下処理は一緒です。
A 中華鍋を熱し、サラダ油を馴染ませ豆板醤を炒める。その後ピーマン、タケノコをさっと炒め、先ほど炒めた肉を投入し醤油、オイスターソース、砂糖で味付ける。

 まだまだありますが、とりあえずメジャーなレシピを記載させて頂きました。調理についておいしい方法ありましたらメールにて連絡お待ちしております。
 

山猟料理レシピ紹介

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